primaシリーズに、Primaサブウーファーが追加されました。アンプ/スピーカーでアップグレードされた純正システムの低域のレスポンスをさらに押し広げて、音楽を聴く楽しみに大きなインパクトを付加するというニーズから生まれた製品です。そしてこのニーズを満たすために、専用エンクロージュアとのセット、および単品のコンポーネントによる提供を用意し、ユーザーの好みに合わせた独自のシステムを構築することができます。
Primaサブウーファー・コンポーネント
エンクロージュアと同じ哲学に基づいて、APシリーズ・アンプとの組み合わせを念頭に置いて三種類のサブウーファー・ユニットを開発し、創造的なカスタム・インストールの阻害要因を取り除きます。Primaサブウーファー・コンポーネントの最大のゴールは、タイトなスペースで高出力を作り出すことです。
サブウーファーの出力はエクスカーションが大きなファクターとなります。振動板が動かす空気の量が多いほど出力も上がります。これまでは、ユニットの奥行きを小さくするとエクスカーションも小さくなってしまいましたが、Primaサブウーファーは特殊なcone-dustcap-basketという形状を採用し、取付奥行きを最小に抑えながら、可動部の大きなエクスカーションを確保することに成功しています。エッジとダンパーには、不要な共振を引き起こす”ロッキング・モード”現象を防止するための細心の設計が施されています。
排熱のためのエア・ベントはダンパーの下のバスケットの部分に設計してあり、ボトム・プレートにベント・ホールを作る必要をなくしました。これにより、ユニットをエンクロージュアの裏面に近づけてインストールすることができるため、取付奥行サイズを薄くすることに成功しました。
APS 10DとAPS 8Dは、非常にコンパクトな容量のシールド・エンクロージュアで最大のパフォーマンスを生み出すように設計されています。それぞれのモデルの容量は最小で10L / 7.5L、推奨容量は12L / 8.5Lです。デュアル/シングル両方のモデルにプッシュ・コネクタが実装され、接続やボイスコイルの構成が簡単におこなえます。
APS 8Rは、アンプのパワーが比較的低い場合でも高い音響出力が得られるように、30~40Hzでチューニングされた8.5Lのバスレフでの使用を念頭に設計されています。APS 8Rは、AP 8.9bit、またはAP 4.9bit/AP 4Dとの組み合わせでの使用を推奨します。