イベントページへのご案内が遅くなりましたが、トライムサウンドミーティングの今年の課題曲をご案内いたします。
トライムサウンドミーティング東日本審査及び課題曲及び共通試聴曲のご案内
チャレンジクラスA,B通課題曲及び共通試聴曲
●チャレンジクラスA
hisaka //「Sweetest baby」・アルバム「secret longing Tr#7」
好美先生のコメント:hisakaさんは、このアルバムでも多彩な歌い方をしてくれています。ハスキーな印象がある一面、少女のような幼さも聴かせてくれますが、艶っぽい喉の湿り気を感じさせ、かつボディー感も充実しており、広い表現力を持つボーカリストです。曲の冒頭、オンマイクなギターから導入されますが、クリアーなセンター定位と響きの空間感を再現して下さい。ディープでたっぷりとしたベースも、ブーミーにならぬよう、また、Lchのバスドラの重量感、皮の張り感も重要ですが、システムのクリップや異音には要注意です。また、この録音では、ハイハットのメタル感が、やや薄めの印象ともいえますが、ここはあまり無理をしないで、全体のバランスで、サウンドを愉しみながら仕上げて下さい。
・購入サイト:Amazon
https://www.amazon.co.jp/Secret-Longing-Hisaka/dp/B01C4E41JA/ref=sr_1_1?qid=1567818882&refinements=p_32%3AHisaka&s=music&sr=1-1
・ハイレゾ購入サイト e-onkyo
https://www.e-onkyo.com/music/album/tcj859754666419/
●チャレンジクラスB
DAOKO・MIYAVI//「千客万来」 ※CD購入の場合はMIYAVI「NO SLEEP TILL TOKYO」Tr10
土方先生のコメント:今、もっとも旬なJ-Popアーティストの1人DAOKOと世界的なギタリストのMIYAVIがコラボレーションした楽曲で、映画「Diner ダイナー」の主題歌として使用されています。音色や音調は現代的で、ラウドネスが強くかかって聴感上の音圧も高いのですが、再生は簡単ではありません。いや、難しいと言った方が良いでしょう。なぜかというと音数が多く情報量が求められる上、位相がズレているとすぐに音が団子になってしまうからです。まずは基本に忠実に左右の音圧バランス整えてボーカルをセンター付近にしっかりと定位させてください。本楽曲についてはトーンバランス(帯域バランス)をあまりシビアに聞かないようにしますが(トーンバランスが質感を大きく左右するアコースティック楽器が入っていないように聞こえるため)、DAOKOの魅力である「ウィスパーボイス」の声質が不自然にならないように注意してください。(あまりにもドンシャリに聞こえたら大きく減点します) また音が曇っていて透明感が不足しているとパッと聞いた時の第一印象が悪くなり、後々の挽回が難しくなります。また、MIYAVIのギターの質感は適度なギラギラ感とビートを効かせながらも煩くなりすぎないように。ベースのリアリティで低域表現が分かりますのでここはリアルに聞かせて欲しいです。また、ドラムのスピードと立体感を上げるとリズム感が上がり絶対的な印象が良くなるはず。まずは「この音を聞かせたい!」「良い音とは何だろう」と想像しながら音作りを楽しんでくれたら嬉しく思います。流行りの楽曲を良い音で聞けたら最高ですね。
・CD購入サイト:amazon(MIYAVI「NO SLEEP TILL TOKYO」
https://www.amazon.co.jp/NO-SLEEP-TILL-TOKYO-%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4/dp/B07RWCR1LR/ref=tmm_acd_title_0?_encoding=UTF8&qid=1567820527&sr=1-1
・ロスレス配信サイト OTOTOY(44.1KHz/16bit)
https://ototoy.jp/_/default/p/406524
共通試聴曲
● The Chainsmokers//「Closer」・アルバム「Collage EP Tr#3」
楽曲の紹介:今最もホットなDJ兼プロデューサー・デュオ=ザ・チェインスモーカーズ。シングル「クローサー feat.ホールジー」でついに自身初となる全米1位を獲得! ライヴのド派手なDJパフォーマンスとは全く趣の異なる甘く切ないメロディが印象的なこの曲は、8週連続1位を記録しており、全米デジタル・ソング・チャート、全米ストリーミング・ソング・チャート、全米ラジオ・ソング・チャート全てで1位を同時に獲得。2015年のマーク・ロンソン「アップタウン・ファンク feat.ブルーノ・マーズ」以来の快挙となる。また現在同曲は全世界トータル再生数が10億回を超え、全米のみならず世界中で今もっとも聴かれている楽曲だ。
・購入サイトAmazon
https://www.amazon.co.jp/COLLAGE-EP-Chainsmokers/dp/B01LTHOWR4/ref=tmm_acd_title_0?_encoding=UTF8&qid=1567821500&sr=1-5
・ハイレゾ購入サイト e-onkyo
https://www.e-onkyo.com/music/album/sme886446206561/
●The Bill Evans Trio//「Waltz Foe Debby(TAKE2)」・アルバム「Waltz Foe Debby Tr#2」
楽曲の紹介:ビル・エヴァンスは 今尚、絶大な人気を誇る永遠のジャズ・ピアニスト。数あるビルの名作の中でも代表作の一つと言える作品です。Tr.2“ワルツ・フォー・デビー”はビルの自作で兄の娘・デビーに捧げた稀にみる名曲だと思います。リリカルで繊細で誰にも親しみやすいが、奥深いピアノが聴けます。ビルのピアノの繊細なタッチに浸っているだけでもいいと思います。ただ、繰り返して聴いていると、ベースとドラムスの絶妙なサポートの素晴らしさに気づかされることと思います。是非、耳を傾けてみて下さい。
・購入サイトamazon
https://www.amazon.co.jp/Waltz-Debby-Bill-Evans/dp/B000000YBQ/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%93%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B9&qid=1567822438&s=music&sr=1-4
・ハイレゾ購入サイト e-onkyo
https://www.e-onkyo.com/music/album/uml32614/
●上白石萌音//Chouchou・なんでもないや Tr#5
楽曲の紹介:大ヒット中の映画「君の名は。」三葉役の上白石萌音デビューアルバム。その純真な歌声が心に沁みいります。
・購入サイトamazon
https://www.amazon.co.jp/chouchou-%E4%B8%8A%E7%99%BD%E7%9F%B3%E8%90%8C%E9%9F%B3/dp/B01I8U68F4/ref=tmm_acd_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1567822866&sr=1-2
・ハイレゾ購入サイト e-onkyo
https://www.e-onkyo.com/music/album/pcca04426/
※課題曲及び試聴曲は必ずエントリーされたオーナー様ご自身でご用意ください。
※チャレンジクラスは曲の中からチャレンジクラスAは「Sweetest baby」、チャレンジクラスBは「千客万来」をそれぞれの課題曲を使い審査します。
※ピープルズチョイスはこの5曲でプレイリストを作成していただきリピート再生してください。
※課題曲及び試聴曲はハイレゾ、非ハイレゾなどの制限はございません。
審査員の紹介
● チャレンジクラスA:好美敏和
音響機器メーカに入社後、38年間、音響デバイスの研究開発、音質評価手法開発に従事。ヘッドフォンSE-700の開発、 EXCLUSIVE ET-703の開発・量産設計、LEXUS LS-400サウンドシステムの音場開発、Ferrari F1レーシングドライバ用マイクロフォンを開発。カーサウンドコンテスト音質審査基準の考案・実用化を行い、審査委員長を務めた。
現在、音質評価・サウンド技術アドバイザとして、プレイバック技研代表。
●チャレンジクラスB:土方久明
主に音元出版系媒体で活躍中のオーディオ評論家。ネットワークオーディオとPCオーディオに精通する新世代の評論家であり、様々なオーディオ誌にハイレゾ関連の執筆を行いながら、最近はオーディオ製品を取り扱う大手輸入商社でもハイレゾについて講義を行うなど、活発に活動中。
2019 トライム サウンドミーティング in東日本
開催日時:2019年10月14日(月) 10:30〜16:00 (受付 8:45〜)(小雨決行、台風・豪雨中止)
開催場所:道の駅ろまんちっく村 第3駐車場
栃木県宇都宮市新里町丙254番地 TEL:028-665-8800
東北自動車道 宇都宮インターより 5 分